新作能〈媽祖〉公演のご案内
2022年4月2日(土) 於:京都観世会館
昼公演 13:00 〜
夜公演 17:00 〜
チケットのお申し込み受付は、THE KYOTOクラウドファンディングにて2021年9月9日より一斉に開始いたします。【本クラウドファンディングは目標金額を達成し、2021年11月7日をもって終了いたしました】
*チケットの通常販売はいたしません。
*全席完全入れ替え制の2回公演で実施します。
出演者一覧
片山 九郎右衛門
媽祖|まそ
観世流能楽師シテ方。1964年片山幽雪(九世片山九郎右衛門・人間国宝)の長男として京都に生まれる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代(人間国宝)、姉は五世家元井上八千代(人間国宝)。父及び八世観世銕之亟(人間国宝)に師事。片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演する他、ヨーロッパ、アメリカでの海外公演も積極的に参加。また、学校へ出向いての能楽教室の開催、「能の絵本」の制作、能舞台のCG化など、若年層のための能楽の普及活動も手掛ける。
2011年に十世片山九郎右衛門を襲名。重要無形文化財(総合指定)保持者。京都府文化賞奨励賞、京都市芸術新人賞、文化庁芸術祭新人賞、日本伝統文化振興財団賞、京都府文化賞功労賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。
公益社団法人京都観世会会長、公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団理事長。
野村 萬斎
明神|みょうじん
1966(昭和41)年生。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。国内外で狂言の普及を目指す一方、新しい演劇活動にも意欲的に取り組む。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊国屋演劇賞のほか、12年・19年には芸術祭優秀賞受賞。世田谷パブリックシアター芸術監督。東京藝術大学客員教授。石川県立音楽堂邦楽監督。全国公文協会長。著書に「萬斎でござる」「MANSAI◎解体新書」(朝日新聞社)「狂言三人三様野村萬斎の巻」(岩波書店)「狂言サイボーグ」(文春文庫)など。
宝生 欣哉
大伴家持|おおとものやかもち
ワキ方下掛宝生流十三世宗家。1967年生。宝生閑(人間国宝)の長男。祖父弥一と父に師事。8歳で初ワキを務める。「大般若」や「敷地物狂」の復曲や「みだれ髪」「望恨歌」などの新作能にも取り組む。無形文化財総合指定保持者。芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受賞。
1966年京都生まれ。幼少より父・味方健の手ほどきを受ける。片山幽雪(九世九郎右衛門)、当代片山九郎右衛門に師事。2001年「京都市芸術新人賞」受賞。2002年KBS京都テレビにて能楽入門番組「能三昧」(全28回)を監修、出演する。2003年新作能「待月」の脚本を手がけシテを演じる。2004年「京都府文化賞奨励賞」受賞。2006年淡交社より「能へのいざない」を出版。2011年、重要無形文化財(総合)認定。
味方 玄
千里眼|せんりがん
茂山 逸平
津守|つもり
1979年生まれ。二世七五三の次男。4歳の時『業平餅』の童にて初舞台。『千歳』『三番三』『釣狐』『花子』『狸腹鼓』を披く。狂言の舞台のほか現代演劇やドラマ、映画などにも出演。新作や復曲狂言も手掛け、日本舞踊尾上流家元三代目尾上菊之丞と『逸青会』を主宰しエンターテイメントととしての新たな日本の芸能の形を表現する。2006年には文化庁新進芸術家海外派遣研修制度で渡仏。著書に『茂山宗彦茂山逸平と狂言へ行こう』(旬報社)『茂山逸平 風姿和伝・ぺぺの狂言はじめの一歩』(春陽堂書店)がある。
竹市 学
笛
1972年生まれ。1983年藤田流宗家に入門。1984年初舞台。1996年国立能楽堂三役養成事業、三期生卒業。『猩々乱『獅子』『翁』『道成寺』『清経,音取』『卒都婆小町』『鸚鵡小町』『姨捨』『檜垣』を披く。ニューヨーク9.11.追悼公演、ギリシャ・アテネフェスティバルほか海外公演に多数参加。2013年第29回芸術創造賞受賞。2019年平成30年度名古屋市芸術奨励賞受賞。藤田流職分。重要無形文化財(総合指定)。一般(社)日本能楽会会員。公益(社)能楽協会会員(名古屋支部)。
亀井広忠
大鼓
能楽囃子葛野流大鼓方十五世家元。1974生まれ。父、能楽師葛野流大鼓方の人間国宝・ 亀井忠雄、母、歌舞伎囃子田中流前家元・九代目田中佐太郎の元に長男として生まれる。父ならびに故・八世観世銕之亟に師事。6歳のとき「羽衣」で初舞台。以降、囃子だけでなく子方などでも数々の舞台をつとめる。新作能や復曲能を多数作調。2004(平成16)年ビクター伝統文化振興財団賞奨励賞、2007(平成19)年第14回日本伝統文化奨励賞を受賞。2016(平成28)年1月葛野流十五世家元を継承。「三響會」「広忠の会」「佳名会」主宰。
昭和42年京都に生まれる。幼少より、祖父・保三、父・弘一、及び九世片山九郎右衛門(人間国宝)に師事。4歳の時、仕舞「玄象」にて初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。重要無形文化財(総合指定)保持者。【公益社団法人】京都観世会理事。【学校法人】燈影学園非常勤講師。京都、東京、大阪、神戸三田、に社中の会「真謡会」を持つ。日本ビジネス協会(JBC)能楽部会講師。
分林 道治
順風耳|じゅんぷうじ
吉阪 一郎
小鼓
昭和40年(1965年)生まれ。幼少より故祖父 吉阪修一に稽古を受け、昭和50年 独鼓「竹生島」で初舞台。昭和61年大倉流小鼓十六世宗家 大倉源次郎師に内弟子入門。平成3年独立。これまで「獅子」「乱」「鷺」「道成寺」「卒都婆小町」「鸚鵡小町」「姨捨」などを披く。また、イスラエル、ミラノ、ローマ、パレルモ、パリ、ロンドン、アメリカ西海岸、デトロイト、ヒューストン、チューリッヒ、ボンなど世界各国での能公演に参加。社中の会「若葉会」主宰。日本能楽会会員。国立能楽堂研修課程講師。
前川 光範
太鼓
金春流太鼓方。1979年生まれ。二十二世 金春惣右衛門 及び 祖父 前川光隆、父 光長に師事。1985年 囃子「鞍馬天狗」にて初舞台。1999年 「石橋」「乱」「道成寺」を披く。平成25年度(2013年度) 京都市芸術新人賞 受賞。一般社団法人 京都能楽会 理事、一般社団法人 京都能楽囃子方同明会 理事。京都を中心に活動中。